楊谷寺の紫陽花 @京都・長岡京市
2012年 06月 25日
境内にある独鈷(どっこ)水は、810年(弘仁1)乙訓(おとくに)寺在住の空海が修法で得た霊水といわれ、病気平癒の香水、とくに眼病に霊験があるとして、いまも毎月17日は信者の参拝でにぎわいます。
ちょうど、先日の土日(6月23日、24日)に、第12階長岡京あじさいまつりをこのお寺で開催していました。
見頃、ちょっと前という感じでしたが、あじさいの道には4500本のあじさいが植えられ、美しく初夏を彩っていました。
生け花展も開催。
これも生け花なのかな(笑)。それとも生け野菜。
本堂と書院の間に築かれたところに立派な庭園があります。急峻な山の傾斜を利用して大日如来、薬師如来、普賢菩薩など十三体の御仏に見立てた大ぶりの岩が並びます。
書院に座って眺める鑑賞式池庭で、作者や作庭時期は不明とのこと。1987年に府の名勝に指定されているとか。
この美しいお庭を眺めながめ、抹茶と生菓子がいただけます。
「お化け博士」、「妖怪博士」として名高い仏教学者、哲学者、井上円了氏の書が掲げられていました。なんて書かれているのでしょう。
本堂には、七夕飾り。もうすぐ、七夕なんですね。もういよいよ夏近し。
(撮影:6月23日)