2つの珈琲店「ん」、筒井氏が言及したのはどっち?
2004年 12月 27日
一つ目の系列は、夙川の珈琲店「ん」。
現在、夙川カトリック教会の横の道沿いにあるコーヒー店。カフェというよりも珈琲店ですね。年季の入った木の内装で、明治大正時代を彷彿させる店内であります。いつも和服の女性が対応。静かにゆっくりできます。
コーヒーも美味いのですが、この店で特筆すべきは土日だけ注文できるカレー。小麦粉やバターを一切使わず、木曜日からじっくりと煮込んだおかみ特製のカレーは、食べる価値あり! カレーはアイスクリームがついて¥1500。月曜日は定休。
2つ目の系列は、神戸の珈琲店。
もともとは、神戸大丸の北側、現在コクミン薬局のあたりにあった珈琲店「ん」をルーツとするもの。大変洒落ていた店で、骨董品などもこだわりを持っており、25年ほど前まで、その地にあったのですが、いつのまにかなくなってしまいました。その店が、阪神御影北側徒歩3分のところに復活。さらに、オーナーがその店を売りに出し、現在、神戸の北野町ハンター坂に珈琲店「ん」があります。これも、大変なこだわりを感じさせる店であります。オーナーの方からは、1970年オープンとお聞きしました。
どちらが、筒井康隆氏のエッセイで取り上げられた「ん」なのか判りませんが、どちらも、私のお気に入りの珈琲店であります。