震災乗り越え、この道45年の「おふくろの味」 和食の店 ほめ・かぱか

東日本大地震において、避難所で生活されている方々のコメントを聞いているとなんとか力になれないか、どうしたら今までの生活をとり戻すことができるのか、ついつい自分ごとのように考え込んでしまいます。
大事な人を失い、家を失うなど、あれだけの悲しみに接しながらも、淡々と復興に取り組む人たちの姿をみると、なんとかしなけりゃいけないと誰でも思いますよね。

今回、ご紹介するのは神戸三宮の和洋食の店「ほめ・かぽか」。

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和食というより、家庭料理のお店といったほうが正確かも。このお店のおばあちゃん(70歳ぐらいかな)はもちろん震災経験者。かって、須磨で長年お店を持っていたのですが、震災後取り壊されることになってしまいました。もう、お店を再開することはないと思っていたのですが、常連客の声に押され三宮に移り再開することに。

家に楽しい仲間がいつも集まってくる情景を歌ったハワイの曲「ほめ・かぽか」が店名の由来。ことしで、もう12年になるのかな、今日もエプロン姿で店を切り盛りしておられます。カウンターの大皿に盛られたおばんざいとおばあちゃんとの会話を楽しみに、男女問わず幅広い年代のお客が集まってきてお店は「ほめ・かぽか」状態。

私は、昼しかしらないけれど、夜はまるで実家の食卓のようにおばあちゃんとの晩酌が楽しめる居酒屋に変身するとか。料理を提供するだけではなく、育児や恋愛、そして職場の人間関係の悩みも聞いておられるそうな。

今回はお昼に日替わり定食(780円)にごはんをじゃこめしに変えてもらったもの(+50円)をいただきました。

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今回のメインはサンマ。いいあんばいに焼けてます。

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やっぱり、じゃこめしは美味いですね。お米も美味しいです。

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小鉢ものはまさしくおばあちゃんの味ですね。

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お酒がいただきたくなります。

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きれいな色味でしょ。

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お味噌汁もていねいに。

昼の定食はそのほか、常時7種ほど。故郷の四万十川上流で栽培された「あきたこまち」を玄米で仕入れ、毎日精米してから炊き上げるごはんの味は「甘くてしっとりしている」と評判。けっして洗練された味ではないけれど、こんなお店を知っていることはひょっとして一つの財産かもしれません。

◆ほめ・かぱか
神戸市中央区三宮町3-8-3大華ビル2F
TEL.078-332-4015
11:30〜22:00
日曜休
by tetsuwanco | 2011-03-28 12:46 | グルメも文化!

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by てつわんこ
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