住吉大社 初辰さんの招き猫
2011年 01月 18日
大阪の住吉大社の奥にある「楠くん社(なんくんしゃ)」と言う小さな社があり「初辰さん」と親しまれているそうなのですが、この「初辰さん」で授与されるのがこのカワイイ招き猫(300円)。
「楠くん社」にはで~んと大きいのが祀られています。
これは商売繁盛の祈願で、毎月初辰の日に住吉大社内の種貸社、楠くん社、浅沢社、大歳社の四社を参拝して、楠くんでこのチビ猫くんを一体いただきます。ちなみに、偶数月に授与されるのが商売繁盛の右手上げの招き猫、奇数月に頂けるのが家内安全の招き猫の2種類あるのですが、毎月参って48回行くと一巡して満願成就となり、48体納めますと中ぐらいの招き猫1体と交換していただきます。
そして、その招き猫中サイズを48体そろえると、招き猫大サイズに交換していただける・・・。ちなみに、右手上げと左手上げの招き猫がありますから、大きな招き猫を右・左そろえるとなると何年かかるのでしょう(笑)。計算はおまかせします。ちなみに、一月でも初辰まいりをさぼるとまた一番最初から始めないといけないとか(笑)。とにかく、大願を成就させるためには大変な苦労がいるということですね。
ということで、中招き猫、大招き猫をゲットするのは大変なのですが、ちゃんとお金を出せば、それぞれ手にいることができるようです(笑)。
ところで、どうして48体かというと・・・
辰の日に48体そろえる⇒四十八 辰⇒しじゅうはち たつ⇒しじゅうはったつ⇒始終発達
ということで大変縁起が良いとのこと。何やら大阪らしい語呂合わせですが(笑)。
なお、この招き猫さん、大阪、特に住吉大社周辺の飲食関係のお店では絶大な人気があるようで、必ずといっていいほど、お店に置いてますね。
ちなみに、NHKの朝の連ドラ「てっぱん」のお好み焼き屋さん「おのみっちゃん」は、阪堺電車が通っているエリアを設定していることもあり、住吉大社のお近く。ということで、この招き猫さん、店内と外のショーケースにちゃ~んと置かれてますよ。
なお、初辰さんこと「楠くん社」の名前のとおり、樹齢800年から1000年!という楠の大木が生い茂る中にありまして、神々しい雰囲気を醸し出しています。
こちらが樹齢1000年の楠。その名も千年楠。
こちらが800年の夫婦楠。