漱石が聴いたベートーヴェン

漱石が聴いたベートーヴェン_b0063958_2319128.jpg半年ほど前に購入したものの、その後未読になっていた岩波新書「漱石が聴いたベートーべン」を読み直しました。

はっきり申しあげて、「漱石が聴いたベートーヴェン」というタイトルは、所謂人寄せパンダでありまして、そんなに中身は濃く無いところ、ややがっかりするのでありますが、永井荷風のくだりなんぞ、なかなか中身は充実しております。

まあ、明治時代、日本における西洋音楽の黎明期に、日本の文豪達がどのように、クラシック音楽と接してきたか興味深い内容ではありますが、もう少し、掘り下げていただきたかったというのが率直な感想であります。

漱石が聴いたベートーヴェン―音楽に魅せられた文豪たち 中公新書
滝井 敬子 (著)
by tetsuwanco | 2004-12-20 12:10 | 読書ノート

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by てつわんこ
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