菅原院天満宮神社のかわいい絵馬
2010年 08月 26日
この場所は、菅原道真の曽祖父にあたる人の邸宅「菅原院」があったところで、天神さんこと菅原道真(みちざね)公はこの邸宅で誕生したとの伝承があるそうな。確かに、境内社務所の北に「菅公御産湯の井」という石碑と共に井戸があります。
なお、京都市内にも菅原道真の誕生地としている神社は他に南区の「吉祥院天満宮」、下京区に「菅大臣神社」がありますし、奈良の西大寺近くの菅原という地区に「菅原天満宮」、それから、島根県にも、「菅原天満宮」があり、いずれも、菅原道真生誕の地としていました。私が知る限りこれだけあるのですから、日本全国に「菅原道真の誕生地」としている神社は、もっとあるのかもしれません。
まあ、やんごとない貴族の身分の血筋でしょうから、少なくとも京都の地で生まれたとするのが至極自然だとは思うのですけど。さて、いったい道真公は何処でお生まれになったのやら(笑)。
そんなことはともかく、この菅原院天満宮神社さんで注目すべきは、絵馬であります。
入り口の門に干支の絵馬がかかっていますが、その図柄のかわいいこと。
どうして、虎のみならず、猫も描かれているのでしょうか。
こちらは、去年、かけられていたと思われる丑の絵馬。
和風のちょっとやぼったい図柄の絵馬が多いなか、これらの絵馬は子どもさんにも喜ばれそう。絵馬というよりは、絵本のワンカットのようです。
丑と寅の絵馬しか拝見していませんが、こちらにも猫が登場。おそらく、大変な猫好き。
こうしてみると、十二支全部の絵馬を是非とも拝見したいものです。