ほんとうの飛騨の郷土料理:味めし おがわ @飛騨高山
2010年 05月 20日
高山の街中を歩けば、郷土料理として飛騨牛を食べさせてくれる店は数々あって、
飛騨牛の串焼きやら飛騨牛の握り寿司なども店先でもいただける状況。
でも、それは昔からの高山の店ではなく、観光客向けのお店がほとんどだそうな。
郷土料理は、郷土の素材を使うとともに、日常的に地元の人に食されていることが条件
だと思うのですが、高級な飛騨牛を日常的にいただいているとは思えません。
私も、神戸に住んでいますが、いつもいつも神戸牛を食べているわけではありません(笑)。
本当の高山の味を知るなら、「おがわ」というお店の味めし(またの名を「しょうけ飯」)
なるものを食すべきと、飛騨高山の地元の方からお聞きしましたところ、
早速、足を運びました。
確かに美味い。・・・本当の高山の味を知るなら、このお店に行ってみてください。
小さな看板一つにのれんの掛かったお店。
入るとカウンターだけしかないお寿司屋さんのような雰囲気。
店にはメニューも一切なし。
どうしたらいいのかと、とりあえず黙って座ると愛想の良いご主人が「いらっしゃい」と歓迎。
メニューが味めし定食しかないので黙っていても出されます。
「味めし」とは高山のあたりの言葉で、「炊き込みご飯」のことです。
丼いっぱいのしょうけめしと、はんぺんの煮物、玉子焼き、切干大根の煮物、
お味噌汁、バナナ1本。
これが食べきれないような結構な量。でも味がとてもよく、平らげてしまいました。
味の染みたご飯と控えめながらしっかりした具材の味で大満足でした。
昼のみの営業。しかも時間帯が短いので、ご注意ください。
ちょっとわかりにくい場所にあるのですが、目印は、白い「味めし昼食定食600円」の看板。
◆おがわ
TEL:0577-33-3737
高山市有楽町63
営業時間11:30~13:30