富田砕花旧居 ~谷崎潤一郎旧居でもあります~
阪神打出駅から南西へ徒歩約10分足らずのところに富田砕花の旧居があります。





といっても、富田砕花(とみた さいか)を皆さんご存知ない方多いのではないでしょうか。

富田砕花(1890-1984)は、盛岡市生まれの詩人、歌人。大正時代に民衆詩派の詩人として活躍した御仁。後に、関西に住んで、現在の全国高校野球大会にあたる戦前の全国中等学校野球大会の行進歌を作詞したほか、アメリカの詩人ホイットマンを日本に紹介したことで知られているとのこと。



でも、彼が暮らしたこの家には、実は「細雪」の谷崎潤一郎が暮らしたこともあり、正直言って、私はそちらの方により興味があります(笑)。

この建物は一時期、砕花が書斎として利用していた建物ですが、谷崎潤一郎もここで「源氏物語語訳」などを執筆しています。この建物だけが、戦災を免れたとのこと。



旧宅の入口の壁には次のように富田砕花の歌が埋め込まれています。



細雪 源氏の君のかかわりを わが庭に残す擬春日灯篭


この「擬春日灯篭」はこちら。



家は8月6日のB29による爆撃で焼け建て直されることになるのですが、石灯篭は谷崎潤一郎が住んでいた頃のままだそうです。
by tetsuwanco | 2009-02-23 23:21 | 未分類 | Trackback | Comments(0)
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